Interview

新卒採用で求める人材要件について
役員インタビュー

執行役員

冨土原 武夫

当社の新卒採用で、求める人物像をお聞かせください。

何よりも「広告」が好きな方です。学生のみなさんはテレビCMにしてもWEB上の広告にしても「広告」を消費者として見られているかと思います。すごく短い時間で通りすぎていくので、その「広告」に対して、好きとか嫌いとか、面白いとか馬鹿馬鹿しいとか、そんな気分だけを感じられるだけかもしれません。でも、もう少しよく見ていただくと、そこには、クライアントのいろいろな思いが詰まっていることに気づいていただけると思います。その思いは、多くは商品を売りたいという思いですが、中には良い会社だと伝えたいとか、もっと言うと、社会を良くしたいとか、そんな大きなメッセージも含まれています。このような思いを感じ取って、その思いを「広告」として伝えていくことが好きかどうか、その「好き」という気持ちを仕事にしていきたいかどうか、そこを一番に求めたいと思います。

確かに当社は、「広告」が好きな人間が集まっていますよね。いろいろな「好き」があり、ちょっと多様すぎるようにも思いますが、当社にはこの「好き」という思いを発揮できる土壌があるということですよね?

当社は、ほとんどの社員が営業です。
営業というと、クライアントの要望をきっちり捉え、それを専門スタッフに伝え、そして実現していく窓口と思われているかもしれません。ただし、これは一昔前の営業の姿、役割です。今は、答えが一つではなく、しかも変化のスピードがとても速くなっています。
そのためには、クライアントのことをよく理解している営業が、まさにクライアントと一緒になって考えること、課題を解決していくことが求められています。この一緒になって考えることは、それほどたやすいことではなく、強い意志が必要です。その意思の原動力は「広告が好き」なことであり、好きだからこそ、アイデアが生まれ、実現する力が生まれ、そして信頼が生まれ、次につながっていくと思っています。
この「好き」は、人それぞれです。多様性があるからこそ、答えがたくさん生まれます。
社員各自が得意とする分野ができ、そして社員同士が助け合い、刺激しあって、うまく活性化できているのが、今のアド電通大阪だと思っています。

少しかっこよく言い過ぎな気もしますが、実際、アド電通大阪の一番の強みは何だと思いますか?

「社員」みなさんの前向きな気持ちですね。みなさん、本当に前を向いてくれていますし、社員みんなで一緒に前を向いていこうとしてくれています。その前を向くための土台つくり、つまり働きやすい環境やスキルの習得は、会社として取り組んでいますし、電通グループのリソースも活用できるようにしています。でも、これらを活用してくれているのは、やはり社員の強い「気持ち」だと思っています。

ありがとうございます。
さて、最後に、学生のみなさんに希望することはありますか?

改めて言いますが、当社の社員に、際立った特技や個性がある方が多いわけではありません。ただ、最初にお話しした通り、「思い」をみなさん、もっておられます。この「思い」は、ご自身の経験や生活の中で、培われてきているものだと思っています。学生のみなさんも、自分の「好き」が何なのか、そしてどうしてそれが「好き」なのか、そんなことを一度、考えていただきたいと思います。そして、その延長線上に当社があるなら、きっと、自分にとっても会社にとっても、いい活躍ができると思います。
是非、一緒に仕事をしましょう。